緊急取調室あらすじ第2話とネタバレ!現職刑事が立てこもる!

このドラマの各話あらすじ、ネタバレ
遺体に靴下を履かせる医者
東京都江東区の病院で1人の患者が息を引き取った。
その場にいた当直医糸山恵太(福士誠治)に人工呼吸器を外されたのである。
糸山はなぜか患者に靴下をはかせていた。
警察官が籠城!?緊急事態発生
被疑者は糸山恵太30歳 呼吸器内科の医師
入院患者の容態が急変し処置にあたる糸山。看護師が家族を呼びに行き、戻ってくると人工呼吸器は停止状態だった。そして患者に靴下をはかせた。
しかし、糸山は完全否認している。何がおこったかわからない。きづいたら人工呼吸器が外れていたと。
キントリメンバーは、糸山から空白の9分間に何がおこってのかを聞き出し立件に追い込むよう磐城から指示される。
今回の担当は医療に詳しい小石川と中田だ。
糸山恵太第1回聴取
被疑者の人権を守るためにビデオカメラで録画されていることを伝える小石川。
早速取り調べが始まる。
別室で様子を見ているキントリメンバー。そこへ、警視庁留置管理課の警察官・宮沢俊哉(村田雄浩)が一緒に取り調べを見ていいかとやってきた。
「人の命をなんだと思っているのか。許せません。」と言い、取り調べを見始める。
糸山は、否認を続け、知らない覚えていないの1点張りだ。
何を聞いても答えない糸山に、いつか真実を話してくれると信じていると伝え、取り調べを切り上げる小石川。これは、被疑者との信頼関係をつくる作戦である。
宮沢はその状況に驚く。
腑に落ちない様子で別室をあとにする宮沢。宮沢に妙な殺気を感じる真壁。
小石川が取調室ドアの施錠を解除した。
その時、糸川の護送にあたっていた宮沢が暴れだし取調室のドアを再びロックした。
部屋の中には糸川・宮沢・中田の3人が残った。
「甘いんですよあなたたちは。私が代わりに取り調べを行います。」
そして手持っていた拳銃を掲げる。
宮沢が糸川に拳銃を向けながら正直に話しなさいと言った。
真壁は籠城は犯罪だと伝えるが、罪に問われるのは恐れていない宮沢。
「君の目の前で59歳の1人の父親が死んだ。早くにお父さんを亡くした君ならわかるはずだ。突然父親を亡くした家族がどんな苦労をするか。」
糸山の父親は中学の時に死んでいる。
調べによると15年前に蒲田にある工場内の配管破裂事故で死亡している。
兄弟はおらず、母親も3か月前に病気で亡くなっている。
なぜ、宮沢は糸山の事情を知っているのか。
取調室で立てこもりが発生したこの緊急事態に磐城はSITを要請する。
真壁は30分だけ突入を待ってほしいと頼み込む。
30分で解決できなかったら突入することになった。
真壁は宮沢に交渉をはじめる。
これは自殺行為であると促す真壁。しかし、宮沢は命をかけて警察官の指名を全うするつもりだと言い放つ。命をかけて・・・!?
一方、宮沢の勤務履歴を調べたところ、15年前蒲田の交番で勤務していたことが分かった。
糸山の実家付近の交番である。
そして、宮沢は自ら糸山の護送をしたいと申し込んでいた。
小石川は「うまく引き出せるか、動機を見誤ると不用意に刺激することになる」
しかし、真壁はそんな時間はない、きっかけをつくり中田に確保をお願いする。
いまは動機の解明より危険回避が大事だ。と自分の考えを押し通した。
取り調べを中田に代わってほしいと依頼する真壁だが、宮沢に拒否されてしまう。
糸山と宮沢の間になにかあると確信した小石川は、真壁のヘッドフォンを奪いは宮沢に声をかける。
15年前に何があったのか。
そして、15年前糸山の父が亡くなった時、宮沢は近所の交番で勤務していたことを伝える。
それを聞いた糸山は、父親が亡くなった時に駆け付けた警察官が宮沢だったことを思い出す。
そして、宮沢は父親の事故現場で中学生だった糸山に声をかけていた。その後、医者になった糸山を見て嬉しかったがこんなことになったので悔しかったと話す。
「これ以上身勝手な行いを続けてはいけない」と糸山に懇願する。
糸山は少し苛立った様子で席を立とうとした。
その時、一瞬の隙を見て中田が宮沢の拳銃を奪おうとするが、拳銃は撃たれ中田は怪我を負った。
SITが突入し宮沢は取り押さえられた。
糸山と宮沢の関係
キントリメンバーのやり方は間違っていたのか・・・悩む真壁。
改めて取り調べの様子確認してみる。
すると、宮沢は最初から糸山を撃つ気だったことが分かった。
確実に15年前2人の間に何かあったはず。
糸山の父親の死について調べると、事故のはずなのに殴られた後があった。
母親の話によると、事故の前日息子の糸山と喧嘩し殴られたとのこと。その際の仲裁に入ったのは当時交番勤務をしていた宮沢だった。そして事故の日は、宮沢が最初に確認し処理していた。
また事故死の1か月前に父親の保険金が母親から息子に変更されていた。
菱本は宮沢が思いつめたような表情で拳銃を購入していたという情報を得る。
そして、真壁は父親の遺体は寒い夜なのに裸足だったことに疑問を抱く。
糸山の母校へ行き昔の作品を見つける。
いよいよ、全てが繋がった。
糸山が患者に靴下をはかせた理由、宮沢が籠城した動機、そして父親の遺体が裸足だったことも・・・。
同時聴取
真壁と小石川による糸山と宮沢の同時聴取がはじまった。
糸山の犯行を問い詰める真壁。相変わらず無反応な糸山だ。
「その無責任行動が善良な警察官を犯罪者にしたの!」
「善良・・・!?」糸山がひっかかる。
小石川は15年前の話を始める。
15年間も糸山のことを思う宮沢を立派な警察官だと褒めたたえる。
その話を聞いていた糸山が宮沢を否定した。
更に真壁は話を続ける。
宮沢が犯した籠城は確率の低すぎる賭けだ。なぜ、そこまでして糸山を籠城したかったのか。
それは、糸山を殺すつもりだった。そして宮沢自身も自殺をするつもりだったからではと問い詰める。驚く糸山。
調べによると、宮沢はギャンブルでの借金があり、それが原因で離婚をしている。真面目な顔をして真っ黒な人生だった。
「私が清算しなきゃと思ったんです。彼が患者の命を奪うようになったのは私の責任なんです。」
と涙ながらに訴えた。それを聞いた糸山が言い返した。
「ふざけるな!あんたは金が欲しかったんじゃないか!」
糸山が話し始めた。
父親は事故で死んだことになっているが、本当は保険金を得るために自殺した。
そして、宮沢がその証拠を消したと。
「お母さんに泣かれたんです。」
宮沢が当時のことを話す。
事故の日、宮沢は父親が故意に事故を起こしたことに気づいた。母親は遺体の靴下を無理やり脱がし「息子がプレセントした靴下なんです」と泣きながら宮沢に父親の遺書を手渡した。
遺書には、工場の借金を払って息子の将来を守るためには自殺して保険金をもらうしかない。そのために自殺にみせかけると書かれていた。
自分さえ黙っていればこの家族は助かると思った。
しかし、宮沢は事故のあと借金返済のため母親に金をゆすっていた。
ギャンブルにはまったのは自殺を見逃した苦しさから逃れるためだったという。
話を聞いた小石川は「それは暴力団のゆすりと同じだ。警察官なら真実を見せるべきだ。」と。
「ごめんなさい」
宮沢は糸山に謝罪した。
靴下に関わる真実と15年目の出発
真壁が糸山の学生時代の作文について問いかける。
内容は、父親が息子からもらった赤い靴下を大事な時に履くと約束しているということ。
そして父親が亡くなった時、赤い靴下を履いていたということ。
糸山は語り始める。
父親と殴り合いのけんかをした時にとひどいことを言ってしまった。ずっと罪の意識を抱いていた。
でも、母親から息子のために死んだと息子を恨んではいないと聞き赤い靴下を渡された。
父親の死と引き換えに手に入れた成功だと思うと苦しかったと語った。
真壁は糸山に今ならやり直せる、本物の自分を取り返せると諭した。
「では、空白の9分間に何があったんですか」
「頼まれたんです。このまま眠らせてほしいと」
患者に最後の願いを託され、患者と自分の父親を重ねてしまったのだ。
亡くなった患者をみたら裸足で寒そうだったと。
「申し訳ありません。私がベンチレーターを切りました。」
涙を流し犯行を認めた。
緊急取調室2話の感想
父親の子を思う気持ちが死につながる。そして、その死で苦しい思いをしていた人間がいる。
今回もなんとも切ない内容でした。
第3話のターゲットは鳥みたいです。面白そうですね。
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